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あなたご自身の力で興奮や緊張を静め、より安全にしかも人間らしい思いをもったお産をすること。
それにあたって、知らなければならないことをご説明しましょう。
まず心と身体の緊張を解きましょう。
心と身体は同じ脳の神経細胞によって支配されています。まさに身心一如ですね。そこで心が興奮や緊張をすれば、身体も緊張し筋肉が収縮して硬くなってしまいます。身体に力が入り緊張すれば心は乱れ、またその逆に、力を抜けば心は平静となるわけです。
心と身体の関係、おわかりいただけましたか。
なぜ緊張を解かなければいけないのでしょう。
心や身体が緊張すると、骨盤の内の筋肉は硬くのびにくくなります。これでは、子宮収縮で赤ちゃんを押し出そうとしているのを邪魔してしまいますね。
痛いからといって騒げば騒ぐほど、また不安に思うほど、お産は長びいて赤ちゃんに悪い影響を与えてしまうのです。
さあ、心を平静に…。そうすれば筋肉が弛緩し、のびがよくなって、赤ちゃんが産道を通りやすくなります。自然の子宮収縮も十分に利用でき赤ちゃんは無理なく早く下りることができます。そして産道が傷つきにくくなり、会陰の損傷もわずかですみます。過度の緊張が取り除かれれば、子宮収縮をありのままに受け入れられるようになり、痛みも軽くなり、耐えやすいものとなります。
以上のことで、力を入れない、無理にいきまないということがどんなに大切かを理解していただいたと思います。
緊張を解くにはどうすればいいのでしょう。
1.弛緩法
緊張と弛緩のバランスをとる方法です。ただ、お産のときは、子宮収縮と赤ちゃんが産道を通るための激しい緊張があるために、それに相当した弛緩が必要になります。ですから、お産のときは、筋肉をゆるめるだけで良いのです。
2.呼吸法
弛緩法をうまく行うためにします。お産のときは、吸うのは緊張につながるので、ただ静かに吐くのみを行います。

続いて弛緩法と呼吸法を実践してみましょう。

Lesson2&3(弛緩法&呼吸法)

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