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実践編 


力を入れない いきまない お産の話

現在最良のお産とは

人間には"身体"とそれを左右する"心"のはたらきがあります。そして身体とこころとはおたがいに影響しあって、人間のかたちをつくっているのです。
今日、病気と戦う医療の分野では身体に関する研究はとてもすすんでいます。でも、"心"についてはまだあまり関心がもたれていないというのが実情です。
では、お産についてはどうでしょうか。
赤ちゃんを産むということはとても大変な経験なのに、それを「痛かったり、苦しいのは当たり前・・・」「もっと力を出してきばらなければだめ!」などと、つい心を混乱させ、かえって不安にさせてしまうようなことが平気で行われています。
身体的な面では、電子工学の発達にともない、さまざまな診断や治療が開発され、妊産婦・胎児・新生児の死亡率が著しく減少している時代なのに、"心"の研究についてはやはりあまり省みられてはいません。
この新ラマーズ法は、お産のときに心と身体の両面にわたって安定をはかる、いいかえれば、心身ともに最もよいバランスをとる方法です。
そして、最新の医療体制のもとでこの方法を行う時、人間として理想に近い、心と身体がひとつになった素晴らしいお産をすることができます。お産に立ち会う我々医師・助産婦も、その素晴らしさに感激し、心を奪われてしまうほどです。
どうか練習に練習を重ね、あなたも素晴らしい瞬間を迎えていただきたいと思います

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